数理・計算科学系について
現代社会は情報化社会といわれ、多種多様な情報が社会のすみずみに深い影響を及ぼしています。数理・計算科学系では、そのような情報を科学的なアプローチで扱う方法を学修します。具体的には、コンピュータを使った新しい数学を駆使するアプローチ、現実の諸問題を数理モデルに基づいて解決するアプローチ、そしてコンピュータ・サイエンス、つまり情報処理を「計算」としてとらえるアプローチと、実際にそれを実行するコンピュータ・システムの設計方法を学びます。これら専門知識に裏付けられた手法を駆使して課題を解決することによって、国際的に活躍できる人材を養成することを目的としています。
わたしたちの生活に大きな変革をもたらすような情報技術が目まぐるしく生まれてきています。このような情報技術の発展の裏では、数理科学と計算機科学の非常に興味深い理論が広がっています。数理・計算科学系では、「情報」に関する真理を探求すると同時に、それを現実社会に生かす研究を行っています。「情報」を支える科学を一緒に学び、未来の「情報」を創っていきましょう。
系主任 山下 真